トーマスを導入するまでは、出荷作業をアナログで行っていたので誤配が発生していました。また、在庫管理にも問題がありました。
当時は全て人の目で見て、人が商品の保管場所を覚えていたので、新人とベテランの差が課題になっていました。人に仕事が貼り付いていたために、その人が休んでしまうと仕事が回らず、出荷も遅延せざるを得ない状態でした。
そしてトーマスを実際に取り入れてみると、作業スピードが大幅に変わったことに驚きました。
導入するまでは、ベテランの作業員で1時間に40行ピッキングすることが限界でした。この壁は越えられないと皆が思っていました。しかし、導入後はベテランでなくても1時間に60～80行できる人が増えたのです。 新人の作業員でさえも、導入前のベテランの作業員と同じレベルの1時間に40行できるようになりました。これは本当に驚きでしたね。 導入当時はパートさんから「機械は苦手」という意見も多くあったのですが、実際やってみると「意外と簡単に使えるね」といった声に変わりました。 パートさん自身も新しく覚えられることがあって楽しいようです。
そして弊社の現場も変わっていきました。トーマスが運用しやすいようにピッキングの運用方法や作業場所の改善、什器の改善も行いました。トーマスを導入していなければこのように作業場を改善することを考えなかったですね。 「仕事に人を貼りつける」ということがどれだけ大切であるのか、トーマスを導入して改めて理解することができました。また、物流の品質だけでなく実際に働く従業員の意欲も向上させることができ、現場が強くなりました。 今現在アナログで対応している方や、システム導入に悩んでいる方にもぜひ早めにトーマスを導入していただけたらと思います。

約半年前まで日々の現場環境は煩雑でした。月末の棚卸しは事務写真も現場社員も三日以上かけて早朝から夜遅くまで行いましたが、在庫が合わず帳面を見ながら追跡調査をする始末でした。
現場の改善に悩んでいたところ、株式会社武蔵野様の経営研修がきっかけで、株式会社関通の達城社長とご縁をいただきました。
達城社長からは「人は間違いを起こす。だからその前提で、間違いのまま現場が進まないよう、その場ですぐに正しい修正対応ができるような、現場の取り組み作りを常に行っている」とご指導をいただきました。
その時に、同社が開発されたトーマスを駆使して、素晴らしい職場環境を創られ、業績を上げられていることに大変感銘を受け、すぐに弊社も導入いたしました。そのおかげで、ロケーションを誰もが一見して判別できるようになり、入出庫や棚卸しにかかる時間も大幅に短縮でき、在庫管理も日々判明しています。
お客様からのお問い合わせにもすぐ対応する、という以前では考えられない成果が日に日に現れてきています。職場環境も徐々に改善され、社員と共に顧客様先の囲い込みは勿論のこと、新しいお客様獲得にも意欲を漲らせるまでモチベーションは高まってきています。

トーマス導入以前は在庫を遠隔で確認できるシステムがなく、実際に倉庫に行き、現物商品を確認していました。トーマスを導入したことで、お客様から在庫確認を依頼された際に、お待たせすることがなくなりました。毎日何往復も倉庫と事務所を行き来するという面倒がなくなりとても助かっております。
また導入の際は、達城社長直々に倉庫内を見学していただき、アドバイスをいただいたため安心して作業を進めることができました。初めはハンディーターミナルを使ってのピッキングに抵抗がありましたが、数回の勉強会を開いていただいた後、実際に使用してみると使い勝手の良さに驚かされました。
入出庫作業を行う作業者は導入前より２名減ったにも関わらず、出荷終了時間は導入前より１時間以上早くなっております。